艦船模型で見る 帝国海軍の戦い
艦船模型で見る 帝国海軍の戦い
本書は「ウォーターライン・シリーズ」を中心とした1/700の艦船模型を使いながら、南雲機動部隊の戦いと艦艇を紹介し、太平洋戦争の歴史を繙いていくものです。
具体的には、南雲機動部隊の主力艦艇を1/700の作例で紹介します。模型製作は「月刊ホビージャパン」誌上でも作例を担当している田中伸治、福士明春氏他。本誌掲載時の写真とは異なったアングルの写真なども掲載していきます。 加えて、新規にディテールアップ工作が施された作例と、エッチングパーツなどを盛り込んだ製作過程を紹介した記事を掲載します。また、巻末には1/700の艦船模型のカタログを収録します。
戦史部分は、1941年12月8日の「真珠湾攻撃」に始まり、1942年10月25日の「南太平洋海戦」までの、南雲機動部隊が奮闘していた時期を扱います。メインとして紹介するのは真珠湾攻撃、インド洋作戦、ミッドウェー海戦、南太平洋海戦とし、同時期に進行している他の海戦もフォローします(エピローグとして、ガダルカナル島撤退の時期まで紹介)。時系列で作戦ごとに戦闘内容や参加舟艇のほか関連する兵器や人物も解説し、太平洋戦争が多面的に理解できるものとなります。